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看護師インタビュー|看護師のキモチ

トップページ看護師のキモチ重症心身障害児(者)病棟 山崎 あかり

患者さんの笑顔に励まされ、癒される毎日、重心の仕事に来るのが楽しみ|重症心身障害児(者)病棟 山崎 あかり

PROFILE

平成3年、三島市生まれ。
静岡医療センター附属静岡看護学校を卒業と同時に天竜病院へ。
自ら希望した重心病棟に配属されて3年目。趣味は小旅行、マラソン。

人の命にかかわれる
看護師の働く姿に憧れて

 父も母も医療関係者で、幼い頃から病院を身近に感じていました。幼稚園のアルバムにも「かんごふさんになりたい」と書いてあり、無意識のうちに憧れていたのかもしれません。

 本気で看護師になりたいと思ったのは、小学校6年生のときです。祖母が倒れているのを私が最初に発見したのですが、何もすることができず、悔しい思いをしました。自分が看護師になれば、祖母のように苦しんでいる患者さんを少しでも救えるのではないかと思い、看護師になろうと決意しました。亡くなった祖母が私を看護師の道へと導いてくれたのかもしれません。

 天竜病院を選んだのは、学生時代に初めて実習に来たのがここの重心病棟だったからです。重度の知的障害と身体的障害を併せもつ患者さんのケアをする病棟で実習をして、初めはコミュニケーションの難しさに戸惑いました。しかし、それ以上に患者さんが私の呼びかけに反応して表情を変えてくれる姿や、看護師や保育士が患者さんと家族のように接しているのを目の当たりにして、「私もここで働きたい!」と思ったのです。患者さんとの家族のようなあたたかい看護に憧れて、自分から重心病棟への配属を希望しました。

患者さんの笑顔を見るたびに
看護師になってよかったと実感

重症心身障害児(者)病棟 山崎 あかり

 重心は、重度の知的障害と身体障害を併せ持つ患者さんで、多くの方が長期療養目的で入院されています。1歳未満の乳幼児から60代の高齢者までと幅広く、食事や入浴の介助、おむつ交換など、日常生活の援助を行うのが主な仕事です。 治療というよりも、「生活のケア」が中心なので、時間をかけて取り組んだ看護の成果を実感できます。

 また、両親と離れているお子さんも多いので、親代わりとして、成長の過程を間近で見守ることができるのも重心の魅力だと思います。急性期の看護とは異なり、ひとり一人の患者さんと深く、長く関わっていく重心看護は自分に向いていると思うし、やりがいを感じています。

 うまく話せることができない方がほとんどなので、コミュニケーションをとるのはなかなか大変です。表情や心拍数などから訴えを読み取ることが大切になります。患者さんのちょっとした変化から、痛みや苦しみ、欲求を把握しないといけません。

 患者さんは人工呼吸器を使用している方など障害はさまざまですが、みなさんが輝いていて、とても心がきれいなんです。抱っこしたり、一緒に歌ったり、療育活動に参加したり、かかわることでニコッと笑顔になることが嬉しく、私の方が癒され、いつも元気をもらっています。患者さんと接することで、ストレスが溜まるどころか、むしろ発散させていただいています。患者さんの笑顔を見るたびに、看護師になってよかった、重心を選んでよかったなぁと思います。

 患者さんは日々変化されるので、毎日が発見と新しい経験の連続です。だからこそ、絶えず学び続け、成長しようとする気持ちを持っていたいと思います。

重症心身障害児(者)病棟 山崎 あかり

「この病院でよかった」と思ってもらえるように

 看護師にとって大事なこと。それは、常に患者さんの立場になってものごとを考え、行動することだと思います。特に重心の場合は、患者さんとのコミュニケーションが取りにくいので、患者さんの思いに寄り添う必要があります。「こうしたら嬉しいだろうな」、「この体位は苦痛を感じるのかな」というように、試行錯誤を繰り返しながら、それぞれの患者さんの個性、好みに応じたケアをしていくことで、生活の質を少しでも上げたいと思います。

 患者さんが喋ることができない分、ご家族と接する機会は多く、大切にしています。先日、私がここで働き始めてからずっと看護してきた患者さんが退院されました。ご家族の方から「この病院にお世話になってよかったです。ありがとうございました」と言葉をかけていただきました。まだまだ経験不足ですが、これからもご家族からそう思われるように、さらに「あなたが担当でよかった」と言ってもらえるような看護師になるのが目標です。

重症心身障害児(者)病棟 山崎 あかり

時間がゆっくり流れている重心病棟
患者さんとじっくり関わりたい方に

 今は、毎日が充実しているので、仕事が楽しくて仕方ありません。先のことはわかりませんが、まだまだこの病棟で働きたいと思っています。もちろん、今でも悩むこともありますが、そんなときは先輩から声をかけてくれて、食事に連れて行ってくれたり、同期の看護師と励まし合って、「よし、またがんばろう!」とリセットしています。そんな環境があるのもありがたいですね。

 3年目の現在は、プリセプターとして新人教育もしています。私が重心の仕事が楽しいと感じているように、新しく病棟に来る方にもそう思ってもらえたら嬉しいです。

 重心というと、尻込みする方もいると思いますが、先入観を捨てて、ぜひ一度見学に来てほしいと思います。時間がゆっくり流れているので、急性期でちょっと疲れたなと感じている方、慢性期でゆっくり看護したい方にも向いていると思います。患者さんに時間をかけて関われるので、自分らしく、楽しく看護できるはずです。

 私はまだ独身ですが、看護師をずっと続けていきたいと思っています。
周りの先輩たちを見て、ますますそう思うようになりました。スタッフ全員で協力し合って支え合い、いきいきと働いています。子育てをしながら働くのは、きっと大変だと思います。でも、同じ境遇で頑張っているお母さん看護師と話す時間も貴重ですし、患者さんとかかわる時間も楽しいので、いろいろな面でプラスに作用するのではないでしょうか。私は、子育てをすることになっても、看護師は可能なかぎり続けたいと思っています。

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